
輪投げは高齢者の運動不足におすすめ
輪投げといえば、縁日での出し物が有名です。得点によって貰える賞品が変わるなど、子供の娯楽といったイメージが強いと思います。
そんな輪投げですが、近年では高齢者のリハビリ目的として注目がされています。室内でもできることから、導入をする介護施設も多いです。
輪投げがどのように高齢者リハビリにつながるのか。輪投げの効果について紹介します。
輪投げの効果
輪投げには、以下のような効果が期待されています。
運動能力・バランス能力の維持
輪投げをすると、筋肉を維持することができます。輪を投げるためには腕の筋肉が必要なほか、狙いを定める際には、バランスを取るための下肢の筋肉や体幹も必要となるからです。
ほかにも、投げた輪を取りに歩いたりなど、輪投げをする際は意外と体を動かしています。
筋肉や体幹の低下は、運動機能を低下させ転ぶ原因となります。高齢になると思うように体が動かないことで運動をしなくなりますが、運動をしない生活を続けていくと、さらに運動機能は低下してしまうでしょう。
もちろん、輪投げは動作が少ないことから運動量も少ないですが、体を動かすことで最低限の維持がされます。
暑さや寒さで外に出るのが億劫な人も、輪投げなら快適な室内でできます。テレビや本を読んで過ごす機会が多い人は、気分転換もかねて輪投げで体を動かしてみると良いです。
巧緻動作(こうちどうさ)・協調性の向上
巧緻動作(こうちどうさ)とは、手先や指先を使った細かい動作のことです。例としては、箸を使うなどが挙げられます。
輪投げは、輪を掴む(摘まむ)必要があることから、巧緻動作(こうちどうさ)の訓練に最適です。実際に、高齢者介護の現場では手のリハビリに輪投げを実施する施設も存在しており、手の動きを維持するために役立っています。
また、狙って輪を入れることは、手と目の協調性を鍛えることにもなります。狙った場所に投げるためには、手と目(脳)が一致していないとできません。狙って輪投げをする動作を繰り返すことで、自然と協調性も鍛えられていきます。
巧緻動作(こうちどうさ)と協調性は、どちらも日常生活で必要とされる能力です。不自由なく毎日を過ごすためにも、輪投げを通じて鍛えておくと良いでしょう。
最近、細かい動きが難しく感じ始めた人は、ぜひ輪投げを始めてみてください。
認知機能の活性化
輪投げは、認知症予防にも効果的です。狙って投げるためには「どのように投げるのか」を考える必要があり、考えることで脳が活性化されます。
また、友達と対戦する際には点数計算も必要です。新しいルールを決めて理解したりなど、楽しむためには頭を使う必要があります。
子供騙しと思わず、本気で輪投げを楽しみ、遊びながら認知症予防を行っていきましょう。
モチベーションの向上
輪投げには、気持ちを前向きにさせる効果も期待できます。狙った場所に入れられれば嬉しいですし、対戦をすれば、相手に勝つためのやる気もみなぎってきます。
また、世代を問わず楽しめることから、孫や子供たちと一緒に楽しむこともできます。テレビゲームやパソコンなどのジェネレーションギャップを感じる人も、輪投げを通じて会話を広げることができるでしょう。
心の安寧は、健康でいるために必要な要素です。楽しみが無いと毎日がツラく感じてしまい、生きる気力がわきません。毎日の楽しみを作るためにも、虚無感や孤独感を感じる人は輪投げを試してみてください。
まとめ
輪投げは、高齢者のリハビリに最適なツールです。遊ぶことで心と体を活性化させられ、健康に保つことができます。
個人での利用はもちろん、介護施設や町内会での利用も検討してみてください。レクリエーションの一つとして盛り上がるでしょう。
Tuloopでは、輪投げの通信販売やレンタルを実施しています。スポーツ用からユニバーサルデザインもあり、使用環境によって選べます。輪投げを購入する際は、ぜひ検討をしてみてください。